千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

英訳の翻訳を目指すすべての方におススメの本、『好きな英語を追求していたら、 日本人の私が日→英専門の翻訳者になっていた』を読みました。

日英専門の翻訳者・松本佳月さんの本、「好きな英語を追求していたら、 日本人の私が日→英専門の翻訳者になっていた」を読みました。

26日朝には配信されていたので昨日一気に読み終えました。

私は7年半前に英訳翻訳者として翻訳の仕事を始めることになったのですが、いろいろ悩むことが多かったです。でも英訳翻訳者の方のお仕事や考えについて書かれた本は全くなく、仕方がないので(?)自分なりになんとか折り合いをつけて今までやってきました。

あの時にこの本があったらどんなに良かったか!と思わずにはいられません。
そう思ってしまうくらい、英訳の翻訳を目指す方にはとても参考になる本だと思います。

今読んでもとても参考になることが多かったので、もちろん、現在英訳翻訳者をやっている方にもおススメの本だと思います。

英語の翻訳には日→英、英→日がありますが、幸いにも私は日英翻訳者から仕事を始めることができました。

でも、正直なところ、英文科出身でもなく、帰国子女でも、留学経験もない、翻訳経験もない、それなのに英訳しているなんて、うさん臭く思われるのではないか‥という思いがずっと自分の中にありました。

佳月さんは「日英翻訳は日本語が母国語の人にはメリット多い」と書いていらっしゃいます。
これは本当にそうで、私が今までやってこれたのはひとえにこれがあったから。
技術者のぐちゃぐちゃの意味不明な日本語を、わかりやすい英語に直せること。ここに楽しみと意義を見出してきました。
「英語で読んだ方がわかりやすい」と言ってもらえて、心の中でガッツポーズをしたことも。

その他にも、機械翻訳に対する考え方、英訳の翻訳者が必要な英語力がなぜ必要なのかということ(実は今回一番印象に残ったところ)、佳月さんの仕事に対する思いなど、いろいろなことが書かれています。

ネタバレしてしまうとこれから読む方の楽しみがなくなってしまうので何とも曖昧な書き方になってしまっていますが、参考になること、共感したことなど、いろいろある一冊でした。

Twitterやブログからは佳月さんから元気をいただいています。

そして、佳月さんのYouTubeチャンネル。
翻訳者にとってとても役に立つ情報を発信してくださっていて、これは翻訳者必見のチャンネルです。

どれもとても良いのですが、私のイチオシは、遠田和子先生、帽子屋の高橋聡さんの会です。時間管理の話もとても良かったです。

次はどんな話題だろう?と、次回の配信を楽しみにしています。


 
この本を読んでいるときに、ちょっと思い出したことがあります。
そちらについては、次回書いてみようと思います。

 

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