千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

娘の習い事、ひとまず終了。

一昨日は娘(高2)が所属する弦楽部の定期演奏会でした。
経験者もいますが、高校から始めた子が多いのにもかかわらず、思っていたよりもずっとずっと上手でとてもいい演奏でした。

4歳の頃からずっと続けていたバイオリンですが、先々週の教室の発表会を最後に教室は休会することにし、昨日の定期演奏会をもって部活は引退となります。
子供の頃からのお稽古は、これで終了となり、受験が終わるまではしばらくバイオリンはお休みするとのこと。

本当はもう少し続けてほしかったけれど、本人が決めたことなのでもう仕方ないですね。「バイオリンを弾いている立ち姿と娘が奏でる音」が大好きだったので、私としてはとても残念です。

とはいうものの、大事な楽器の風通しと指の運動のため、そして気分転換のために、最低でも週1回くらいは練習をして、大学生になったらまた再開するそうです。
きっと完全にやめてしまうことはなく、何らかの形でこれからも続けて行くのでしょう。

教室や先生によるとは思いますが、バイオリンはいろいろな意味でかなり特殊な世界で、中学生くらいになるまでは本人はもちろんですが、親もかなり大変でした。
娘は中学に入ってから少しした段階で音楽の道ではなく勉強で進学する道を選んだので練習時間はだいぶ減ったものの、中学の受験期でさえも毎日欠かさず数時間の練習を欠続けるという、なんとも過酷な習い事ではありました。
それでも海外に行ったりと楽しいことがいっぱいあったし、何よりも自分の特技だと胸を張って言えるような、そして、自分の自信にもつながるような技が身に付いたのはとても良かったと思います。

私自身、「特技・趣味」と聞かれても、「読書・食べること」くらいしか書けることがなく💦、これといって人に誇れるものが何もないことがすごくコンプレックスになっていました。決して何もやってこなかったわけではないので、自己肯定感があまり高くないことも原因だとは思うのですが、自分には自信を持てた方がいいですよね。

子供に習い事を選ぶときには、娘にも息子にも、何か自分の自信になるもの、そしてできれば一生の趣味になることをやってほしいなと思っていたので、そういう意味では大成功だったといえるのかもしれません。


学校用に買ったバイオリンもそろそろ自宅に戻ってきます。

この楽器、使わないのはもったいないので、私がもらっちゃおうかな。
娘が練習するときに教えてもらって老後の趣味にするのもいいかな、なんていうことも考えています。