さて、今年最後の記事では2020年度を振り返ってみよう・・・と思って書き始めてみたものの、過去ブログを見てみたら、なんと今年は新年に目標を立てていませんでした💦
だからというわけではありませんが、春以降はコロナ対応に追われ、秋以降は受験関連でバタバタで、これといって何かを達成することもなく、あっという間に1年が終わってしまいました。
これだけで今年最後の記事を〆るのもどうかと思うので、ぼんやりとしたものになりますが、来年への課題につながるようにして今年の感想を書いてみたいと思います。
翻訳について
メディカル翻訳について
5月にDHCの日英メディカル講座を始めました。今年中には4冊目の課題まで終わらせる予定だったのですが、今3冊目の課題をやっているところで、かなり遅れ気味です。
半年間の延長期間を利用して、来年半ばまでには何としてでも終わらせます。
すでに提出済みの課題に対する評価はとても良かったのですが、同じ翻訳をもう一度やり直したら同じ質のものがすぐにできるかといわれたら、少し疑問です。もう一度資料をひっくり返してかなり1回目と同じように悩んで訳文を作ることになって時間もかかると思うので、もう少し確実に実力を身につけていかないといけないと思っています。
この辺りは、来年への課題としたいと思います。
翻訳イベントについて
今年は、コロナの影響で現地へ足を運ぶスタイルのセミナーは受けられませんでしたが、日本通訳翻訳フォーラム2020やJTF翻訳祭29.5、駒宮先生のアンスクエアなどのオンラインイベントに参加することができました。(過去記事は「セミナー・イベント」カテゴリーをご参照ください。)
実際に会場へ行き、人と交流したりある種の緊張感を肌で感じることができるという意味でははこれまで通りのスタイルのイベントが良いのかもしれません。でも、今回のコロナ禍でのイベントの在り方は、時間や場所に制約がある人にとっては本当にありがたいものだったのではないかと思います。
コロナが収束した後に、こういったオンラインでの開催が続くのかどうかはわかりませんが、従来通りのやり方と、オンラインをうまく使って場所を問わず参加できるコロナ禍のスタイルが、自由に選択できるようになればいいなと思っています。
今はセミナーを「聴く」ことがメインのイベントしか参加できておらずとても受け身な状態なのですが、いずれは勉強会のように参加型のイベントにも積極的に参加していきたいと思います。
これは来年以降の課題となります。
機械翻訳について
本業の方で、1年半ほど前から機械翻訳に関わっています。
実際には機械翻訳の比較・導入検討から導入後の問題点の解析等がメインで、こういう和文だと機械翻訳ではこうなる、こうすると機械翻訳にはいい・・といったような傾向やクセを見ることができたのは面白かったです。
また、機械翻訳による訳文のレベルがどのくらいなのかも体感できたのはよかったかもしれません。
翻訳については機械翻訳はすべて破棄して自分たちで翻訳をし直してOKだったので何とかやってこれたのですが、最初に出た翻訳をベースにしてしまうとそれ以上のレベルの翻訳は作れないこと、どんなに無視しようと思ったとしても、機械翻訳の訳文を見てしまうとどうしてもその訳に引きずられてしまうこと、そんな文ばかり見ていると感覚がおかしくなることを実際に体験しました。(絶対自分はおかしくならない、大丈夫、という自信があったのですが、やっぱりダメでした。)
機械翻訳の把握、PEの経験ができたのはある意味いい経験ではあったのかもしれませんが、ある程度機械翻訳に関わった感想としては、機械翻訳が本格的に導入されてしまうのであれば、もうこの先自分にとってプラスになることはないな、とある意味吹っ切れました。
機械翻訳は否定はしないし(今後もどんどん普及するのだろうし)、以前から言っている通りテクノロジーとしては興味があるのですが、今後はもし関わるならある程度の質が確保されるものだけとして、そうでないのであれば、そのような機械翻訳には今後できるだけ距離を置こうと強く誓いました。
SNSについて
今年はブログをアメブロからはてなブログに引っ越しました。
アメブロの前にはウェブリブログを、さらには一時期WordPressも使ったりいろいろなブログサービスを試してみた結果、このはてなブログが一番使いやすいと思いました。
状況が変わればまた急に気が変わることがあるかもしれませんが、当分の間はこのまま継続しようと思います。
Twitterは見る専門で、ブログ更新以外は時々しかつぶやかないのですが、ほかの翻訳者さんのツイートがとても勉強になったり、自分のブログ記事やツイートに対してとても有益なコメントをいただけたりたりなど、情報収集には欠かせないツールだと思っています。
ただ、人と比べも仕方がないことですが、自分の実力のなさ、行動力のなさを思い知ることも多く、多少落ち込むこともあります。もちろん励みになることも多く、浮き沈みを繰り返しているような感じでしょうか。
そんなことを繰り返しながらも、なんだかんだと翻訳を続けているのはやっぱり翻訳が好きだからで、今後もできるだけ長い間翻訳と関わっていきたいと思っています。
来年はある程度目標を持って行動できるよう、最初に計画を立ててみようと思います。
最後に
いよいよ今年もあと残すところ4時間ほどとなってしまいました。
明日のおせちやお雑煮、煮物はすべて準備完了。
これからみんなですき焼きパーティーです。
毎年妹一家が年末から年始にかけて泊りに来るのが恒例なのですが、今年はお互い自粛しよう・・ということで、それぞれの家族でひっそり年越しです。
うちは両親と合わせて6人いるのでそれなりににぎやかですが、いつも一緒に過ごす4人がいないのはかなりさみしいです。
今年はあっという間の1年ではありましたが、この1年は仕事も含め、自分の生き方についてもいろいろと考えさせられた1年になりました。
毎日毎日感染者が増えていき、前向きな話題がなかなか聞けない日々が続いていますが、来年も健康に気を付けつつ、少しでも前向きな1年を過ごせるようにしたいと思います。
それでは今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお過ごしください。