一昨日、昨日と2日続けて、私は「Be sure to~」を「Make sure to~」とは書かないことにしている・・という記事を書きました。
前回の記事では、3名の方からいただいたコメントを紹介させていただきました。
そのうちの英訳翻訳者様2名からとても便利で面白いツールを教えてもらったので是非紹介させていただきたいと思います。
私はこのツールについては全く知らなかったのですが、翻訳の際にかなり役立つツールだと思いました。
Google Ngram Viewer
そのツールとはGoogle Ngram Viewerというもので、もしかしたら翻訳者の間では「知っていて当然」というようなツールなのかもしれませんが、私は全く知りませんでした。
Google Booksに収録されたデジタルデータを検索して特定の単語や表現の出現頻度やその経年変化を調べて視覚的に表示できるツールです。
コメントをくださった2人の翻訳者のうちの1人が、make sure toという用法は「ここ20~30年で急に増えているようだ」と、このツールで表示したものを見せてくださったのです。
こんな感じです。
たしかに1990年代くらいから急に増え始めているのがわかります。
これを使えば、用語の使用頻度や流行り廃りを年代別に見ることができるのです。
「最近流行り出したようなので、もしかしたらまだ辞書に載っていないのかもしれない」、「正文法としてはまだ受け入れられているとは言いえないのかもしれない」・・といった判断ができますね。
そしてもう1人の方は、be sure to~とmake sure toを比較して、「be sure to~の方が圧倒的に使用数が多い」と見せてくださいました。
確かに圧倒的に多いですね。
その方も、どちらの表現を使おうか迷った時によく使用されるそうです。
自分が目にする英文だけの範囲でなんとなく「最近よく見かけるなぁ」というよりもはるかに確実だし、その表現を選んだ根拠にもなりそうです。
今後はぜひこのツールを活用していきたいと思います。
ところでこのツール、結構奥が深そう&面白そうなので、いろいろ試してみようと思います。