千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

手芸普及協会本科受講、作りかけのサンプラーキルト

こんばんは。
今日は暑い1日でしたね。

ここまでいくつかの作品をご紹介してきましたが、人に見せられるほどの作品はそれほどつくっていませんね。

とはいえ、結婚前も子供が生まれてからも、夜中や、仕事や家事の合間に少しずつ縫い進めてつくってきたことを考えると、自分なりのペースで頑張っていたのかなとは思います。
頑張っていたというよりも、忙しい生活の中で、パッチワークをやることが息抜きになっていたのだと思います。


ちょうどソーイングポーチが出来上がった頃(たぶん)、パッチワーク教室に通いたいと思うようになりました。
平日は仕事があるし、幼稚園と未就園児のちびっこも2人いたため(2010年頃)、夫が家にいる土日にお教室をやっているところを探しました。

なかなかみつからなかったのですが、手芸普及協会に電話で問い合わせたところ、市内に1人講師がいらっしゃるのこと。
事前に連絡してご挨拶に伺ったところ、快く受け入れてくださいました。

この K.I 先生は70代半ばくらいの方だったのですが、とても「上品なおばあちゃま」・・という感じの方でした。
パッチワークが大好きで、みんなで楽しくいろいろ作ることを楽しんでいらっしゃったのがとても印象的でした。

先生のご自宅はまるでお屋敷のように大きく、教室に当たる区画は「キルトハウス」と呼べるようなとても空間でした。
月に2回、先生のお宅に伺うのが本当に楽しみで、とても幸せな時間すごすことができました。

そういうわけで、手芸普及協会の本科を受講することになり、本科のパターンや作品を作ることになります。

ところが2年ほどでご主人が亡くなり、悲しみのあまり先生もご病気をされたようで、2年ほど教室がお休みになってしまいました。
その後なんとかお元気になり、教室も再開するのですが、私が2014年に転職をしてさらに忙しくなってしまったため、ここから2021年までの7年間、パッチワークから遠ざかることになりました。

本科の作品は作りかけのサンプラーキルト以外はすべて作り終え、後は申請をしていただくだけだったのですが、先生が玄関で転んでお怪我をされ、それが元で自由に動けなくなってしまいました。
メールで何度か連絡をとったものの、そのうち連絡が途絶え、年に一度の年賀状が届くだけに。でも、その年賀状を見れば、先生がまだお元気にいらっしゃることがわかって安心できていました。

ところが、今年は年賀状が届かず心配していたところ、2月に亡くなられたとの連絡がありました。
いつかまたお会いできると思って楽しみにしていたので本当に残念です。先生が本当に大好きでした。先生や生徒の皆さんとのあの幸せな時間は何にも代えがたいものでした。

そして、7年、途中で止まったままの私のサンプラーキルト・・・。

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忙しいのは変わらないのですが、前のように仕事以外にも何か自分の好きなことをやりたいと思い、まずは未完成のこのサンプラーキルトを完成させようと決心したのでした。