先日三鷹のジェナス・クリエーションで岡野栄子先生のおいしいキルトを見た後(過去記事はこちら)、その日のうちに岡野先生の本を購入しました。
早速読んでみました。
ある意味では期待外れな、でも、ある意味では期待をはるかに上回る本でした。
すごく良かった!
期待外れだった点は、私の勝手な思い込みのせいでした。。
おいしいキルトの作品集のようなものを想像していたのですが、そうではありませんでした。(おいしいキルトシリーズの作品を全部掲載した本があればいいのになぁ・・。)
期待を上回っていた、というのは、作品集よりも、もっとずっとずっと内容が濃いものだったからなのでした。
心に響いたことば
岡野先生や、対談相手の魚柄仁之助さんの言葉で、心に響く言葉がいくつもありました。(写真に見えるピンクの付箋がついているページには、響いたことばが書かれています。)
いくつかあったのですが、2つだけ紹介してみたいと思います。
1つは、「どうしたらこんな作品が作れるのですか?」という問いかけに対する、岡野先生の言葉。
どんなことにも興味を持って、小さなことにも感動すれば良いのです。
私、これだけは自信ある!
大前提としてまずこれがあれば、素敵な作品が作れる可能性はあるのかも・・と思って、とりあえず頑張ろうと思いました。(いや、でも、それだけじゃないはず・・。)
そして2つ目は、魚柄さんとの対談の感想として書かれている部分
キルトをやっていると、布がない、時間がない、体力がない、とマイナス面ばかりを言い訳する人が多いけれど(中略)
自分らしさを表現するには、「ない」なんて言い訳にならないのね。何も特別なものは必要ない。
かなり、痛かった。反省しました。
時間がない・・・なんて、言い訳しちゃいけませんね。
忙しくてもスゴイ作品を作っている方は、インスタやブログを見ているといくらでもいるんだし💦
オレンジキルトの解体新書
どの章も良かったのですが、しいて1つ選ぶなら、「オレンジ・ドキュメント」の章。
「オレンジ違い」というおいしいキルトを取り上げて、どんな生地を組み合わせてこのキルトをつくっているのか、どういう手順でどのくらい時間をかけてどんな作業をしたのかが、写真つきで順を追って説明されています。
岡野先生のファンなら(ファンでなくても)これは絶対楽しめるはず!
この章だけでも、読む価値があると思いました。
この本ですが、絶版になっているのか、インターネットの書店で新品の取り扱いはなく、メルカリやAmazonでも中古が少し金額が上がった状態で販売されています。
でも、出版元の日貿出版社のWebサイトでは、新品を通常の値段で買うことができましたよ。(送料別)。
興味がある方はぜひ参考にどうぞ