千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

翻訳の勉強は、DHCの「日英実務翻訳コース」から

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

こんばんは。
すっかり前の更新から空いてしまいました。

書きたいことがたくさんありすぎてなかなかうまくまとめられないのですが、しばらくは、自分のこれまでのことや最近感じたことについて書いていこうと思います。

今回は、翻訳の勉強のために一番最初に選んだ教材について。


現在は社内翻訳者として日英を中心に翻訳していますが、2014年の冬までは自分で翻訳なんてしたことはありませんでした。

以前働いていた翻訳会社では、担当する文書の98%がマニュアル等の技術文書、しかも対象は、英語→多言語。
チェックもかなり担当しましたが、チェック対象が英語ではなかったので、あまり身に付いたものはないだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
この時の経験からは、用語の表現や注意するべき個所など、どこを抑えるべきかといったことが身に付いたし、英文の原稿をたくさん読んだことからは、いつの間にか身に着いた表現などもあるなど、翻訳をするにあたって助けになったものがたくさんありました。

そんなわけで、「自分に翻訳なんて本当にできるのか?」と心配していたものの、思っていたよりも順調にスタートしました。

ただ、できるだけ早く正しい英文を書けるようになりたかったし、経験がないだけに、本当に正しい英語の文章がどういうものなのかを知りたくて、翻訳関係の書籍や通信教育を探すことにしました。

とにかく、まずは目先のことから。
英文ライティングについて勉強したかったので、いろいろ考えた結果、DHCの「日英実務翻訳コース」をとることにしました。

DHCのテキストは、わりと分厚く、内容も盛りだくさんでした。
6カ月かけて各月1冊をこなして課題を出していくのですが、自由になる時間が夜の1時間くらいしかなかったため、課題を期間内に提出するのにかなり苦労しました。

今思えば、課題は穴埋め式の問題があったり、「テスト」に近かったような気もしますし、模範解答や解説についても、少し味気ないような気はするのですが、これまで知らなかった超基本的なルールをきちんと学習できたという意味では、よかったのではないかと思ってます。

全6回の課題で取得した点が良ければ、「DHCで翻訳者としてデビューできるチャンス」や、「提携の派遣会社に登録してもらえるチャンス」がもらえたそうなのですが、残念ながら、それには及ばず。

そして、それが思ったよりもとても悔しかったこと、そして、仕事の方では翻訳する作業がどんどん楽しくなってきたことにより、次のステップに進むことになります。