千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

紙版か、電子版か

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

欲しい翻訳の参考書や文法書。
紙版と電子版両方がある場合は、どちらを買うか、とても悩みます。

最近は、迷いつつも、ある場合は電子版で買うようにしています。


私は元々本が大好きで、紙の書籍に執着と言えそうなほどのこだわりがあり、1年少し前までは、電子書籍を買うことはありませんでした。

大好きな作家さんの新刊は、必ず初版が欲しかったし、本を開いたときのあの匂いが好きで、どんなに厚みのある本であっても、重さが苦になることはありませんでした。(京極夏彦さんの書籍は、さすがに厚みがありすぎて持ち歩くのに少し不便でしたが。)

参考書や辞書については、手垢で汚れてきたのを見て、汚れに比例して内容が身についていっているような気がして満足できたし、読んだ本が積みあがっていくと、知識や読書量が目に見えて増えていくような気がして、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
子供が生まれてからは読書量が激減しましたが、だからこそ余計に、たまに買う本が貴重なものに感じられました。

でも、これだけスマホを使う生活になると、いつでも持っている携帯で読める、という手軽さが、一番重要になります。

お湯を沸かしているときやちょっとした炒め物をしたりしていたり、ほんの5分くらいの隙間時間でささっと読める。
まとまった時間を取ることは、もう当分の間無理だと思っているので、隙間時間をいかに有効に使うかが今の私には大事なことです。

そうして、今では、すっかり電子版で買うのが当たり前になってしまいました。
辞書を引きやすいのも便利ですよね。
それに、値引きされていたりして、紙版よりお手頃価格で買えるのも素晴らしい。

一度便利さを知ってしまったら、もう戻れません。

それなのに、参考書を電子版で買うことを迷っている理由。

それは・・・ 紙版しかないものもあること。
ある参考書は、紙版、あるものは電子版で・・・というのは、なんだかバランスが悪くてとても気持ちが悪いのです。
どちらか片方で統一できたら、さぞすっきりすると思うのですが、全部電子版にするのは無理なことですから。

参考書は、本当は手元においておける紙版の方が使い勝手が良い気もするのですが、隙間時間で読むには電子版が一番です。
職場でも自由に閲覧できる。
これからどんどん読むものが増えていくので、データで持っていれば、場所も取らないし、どこでも、何種類でも持ち運びができる。

だから、できるだけ電子版で買おう・・と最近決めたところです。

みなさんは、紙版、電子版、どちらを購入していらっしゃるのでしょうか?