千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

「続・読ませる翻訳セミナー ~辞書引きの実践と、的確な日本語の選び方~」に参加しました

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

サンフレアで行われた高橋総先生のセミナーに参加しました。

「続・読ませる翻訳セミナー~辞書引きの実践と、的確な日本語の選び方~」


かなり勉強になりました。

セミナーの内容をここで詳しく書くことはできませんが、辞書についての説明や、それぞれの辞書の使い方というお話ではなく、どのように辞書を活用していくかについて、実際の翻訳(=事前課題)を使ってお話いただきました。

その翻訳にしたのはなぜなのか、根拠と裏付けをすることが重要・・ということがよくわかりました。
自分の少ないボキャブラリーの中から適当な訳を選んでしまったり、思い込みによる訳になってしまっていたりするので、きっちりと根拠のある訳をしていくことを心がけないといけないと、改めて思いました。

いろいろな意味で、このセミナーに参加して本当によかったと思いました。 理由は3つほどあります。

①自分にとっての課題がみつかったこと
和訳を勉強し始めて間もない私にとって、何が難しいかというと、自然な日本語にすること。
でも、この「自然な日本語」が曲者で、自分が自然だと思って書いていても全然自然じゃなかったり、辞書通りの訳になっていて実はよくわからない言葉を使っていたり、様々な問題があることが目に見えてわかりました。
翻訳についての基本はもちろんのこと、日本語そのものについても、根本から勉強しなおす必要があることを痛感しました。

普段英訳をメインにやっている甲斐があってか(?)、文法的な間違えをすることは今のところあまりないのですが、理解できていると思ってもらえないような不自然な訳になっているものがあるのも事実。

②他の方の訳や、いろいろな考えを聞けたこと
普段家で一人で勉強しているだけだと、他の人の訳を参考にしたり、意見を聞いたりすることは滅多にありません。
こういうセミナーにでると、他の方の訳が参考になったり、刺激になるので、やっぱりいいですね。
時間とお金があれば、通学講座で勉強したいです、本当に・・。
もう少し力がついたら、もっと交流を求めていろいろな場に出ていきたいですね、積極的に。

③今後の方針がみえてきたこと
これはセミナーの内容と直接関係あるとはいえないのですが、サンフレアにいったついでに、通信講座のサンプルを見て、お話を少し伺ってきました。

現状や将来について考えたとき、ずっともやもやしたものを抱えていたのですが、ちょっと方向性が決まってきた気がします。

昨日の冠詞の件といい、今回の和訳についての課題点、日本語についての知識のなさに愕然とし、翻訳者になんて一生なれないのではないかと相当落ち込んだりもしたのですが、 落ち込んでやめてしまったらそこでおしまい。
まだ始めたばかり。あきらめるのはまだ早い、いつでもできる。

そう思って、前進あるのみです。