千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

久しぶりに出会ったことば

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

久しぶりに耳に(目に?)したことば。

それは・・・

めあて

「財産をめあてに・・」とかではなく、 「1学期のめあて」・・という「めあて」です。

先週、小学校の授業参観で久しぶりにこの言葉を耳にし、ハタと考えてしまいました。

「めあて」・・って、そもそも、どういうときに使うんだっけ?

自分の小学校時代を思い返してみると、そういえば、私自身も小学校の時にはよく使っていました。
でも、小学校の時しか使ったことがないような気がします。

中学生以降は、どうして使わなかったんだろう?
「ねらい」とか「目標」といった言葉を使うようになったから?

では、なぜ小学校では(←少なくとも私の人生では)、「めあて」と言うのでしょう? 「ねらい」や「目標」よりも、低学年の子にわかりやすいから???

とりあえず、手元の辞書で「めあて」の意味を調べてみる。

【広辞苑】
①ねらい。あてど。目的。「おめあての人」「金めあて」
②標準。基準。見当。

【明鏡国語辞典】
①進んでいく方向の指針となるもの。
②手に入れようと狙いをつけたもの。

【角川類語辞典】
省略。(20種類もの意味が掲載されていました・・)

【日本語大シソーラス】
目的・向く・行き先・目標

うーん。 明鏡国語辞典の①の意味が一番近いでしょうか? 「目的」、「目標」だと、結果になってしまうので、結果にたどりつくまでの途中経過も含めて・・ということなのでしょうか。

インターネットでも調べてみたのですが、私だけじゃなかった。 この言葉に違和感を覚える人や、こんな言葉使わないという方が、結構いたんですね。

サイトの信憑性はともかくとして、いろいろな解説がありました。 ちょっと??なものもありましたが・・

ただ、やっぱり、学習指導の内容にかかわるサイトでの使用が多いのは確かなようです。

でも、教職の課程でも、教育実習の中でも、「めあて」ということばを使った記憶はないです・・。 (やはり、小学校だけ?)

結局は、わかったような、わからないような、またもや結論なしの文章になってしまいました。


最近、子供たちの使う言葉にひっかかったり、言葉の意味を尋ねられても、調べてからでないときちんと説明してあげられなかったりすることがあります。
その都度すぐに調べるようにはしているのですが・・・。

今 回の「めあて」もそうですが、子供の使うことばを通じて日本語を再勉強できるのは、結構面白いですね。