千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

2016年翻訳祭③ 参加セッション、これに決めた!

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

JTF翻訳祭がいよいよ来週に迫ってきました。
今回が初参加なので、今からものすごく緊張しています。

以前の記事でも書きましたが、興味のあるセッションが同じ時間帯に行われるため、どちらに出ようかかなり迷っていました。

いろいろ考えた末に、以下のセッションに参加することに決めました。 決定のポイントは、

  • 今の仕事に直接関係のあるもの
  • 将来的に必要な情報が得られそうなもの

出られないものも、どれもとても興味深いものなので、全部に出られないのが残念です。

■セッション1:英訳は、日本語の読みで勝負!

これが今の仕事で一番使いそうな内容だと思います。
遠田先生のセミナーは前回サンフレアで受講した時にもとても興味深いものだったので、今回も楽しみです。

■セッション2:誰も教えてくれない翻訳チェック ~翻訳者にとっての翻訳チェックを考える~

実は、今回一番楽しみに、そして期待しているセッションです。

これまでチェッカーをやってきて、翻訳をやる上でもその経験は役に立つものだと信じていたし、自分なりのチェックに対する信念(?)や思いがそれなりにあったのですが、ブログやTwitterでいろいろな発言を見て、それがかなり揺らいできました。

チェッカーとしてチェックするときに気を付ける点と、翻訳をする上で気を付ける点が全然全然違うことに気づき、そして、自分がチェックだと思い込んでいたチェックが、本当にあるべきチェックなのかという疑問を抱き、ただ単に「気を付けます!」的な、体育会系的というか、精神論で語るチェックにすぎないということを痛感したためです。
今、自分の翻訳にミスがあっても、「すみません、次回から気を付けます」としか言えない状況にあります。チェックにしても、同じ状況。

じゃあ、ミスをなくすために、「気を付ける以外」に具体的に何をすべきなのか、このあたりをもっと何とかしないと・・。

これまでの経験が役に立つとかいう考えは捨てて、新たな気持ちでこのセッションに参加したら、全然違った世界が開けるのではないか・・というくらいの気持ちでいます。

■セッション3 :パネルディスカッション 場外乱闘の翻訳支援ツール対決!~そこまで言っていいんですか? ここでしか聞けない業界裏話~

私はTradosしか使ったことがありませんし、しかも翻訳者としてではなく、翻訳を依頼する側の立場で使っただけですが、個人的には、翻訳支援ツールはとても楽しくて好きです。(純粋に機械作業が好きなだけ?)
ですから、今後もTradosを含め、他のツールも機会があれば使ってみたいし、情報も得たいと思っています。

ただし、翻訳者としては別のお話。
自分が翻訳をする時には、積極的には使いたいとは思っていません。(内容にもよりますが。)
基本的には、翻訳ツールは翻訳者のためのものではなく、主に翻訳会社とクライアントのためのものだと思っているので、メーカーではないユーザーサイドの意見というものがどんなものなのかよく聞いてきたいと思います。

■セッション4 :パネルディスカッション 実況、翻訳会社のトライアル採点

これは今後トライアルを受ける身としては、是非とも聞いておきたいものです。


私は方向音痴なので、当日会場内で、目指す会場を探してうろうろすることになりそうです。