千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

ミニマムチャージ

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

昨日のチェックですが、たった200文字程度の翻訳に対し、100ページの参考資料が2冊。あっという間に終わると思ったチェックですが、2時間もかかってしまいました。

当然時間がかかったからといってチェック料金を請求できるはずはないのですが、今回はさすがに少し交渉してみるつもりです。


さて、私が前にいた翻訳会社では、原文が和文なら400文字、英文なら2000 charactersを最小単位としてミニマムチャージを設定し、この量を下回る量の依頼だったとしても、ミニマムチャージを支払う・・という取り決めで翻訳を出していました。(日→英、英→多言語)
英→日はノータッチだったのでよくわからないのですが。

このミニマムチャージですが、これってあって当たり前のものだと思っていたのですが、そうではないのでしょうか?

昨日チェックした200文字。
担当の方とお話した時にミニマムチャージの話になったのですが、なんと、この翻訳に対しては200文字分の翻訳料金しか払っていないとか。
外国の方はミニマムチャージについては要求してくるけれど、日本人は言ってこない・・ということだったのですが、そういうものなのでしょうか?!

今回の参考資料は多すぎるので別ですが、少量の翻訳でも大量の翻訳でも、調べ物をしなくてはいけないことには変わりなく、量が減れば減るほど、調べものにかける時間の割合が多くなります。
200文字ならまだしも、数十文字をパラパラ出されても迷惑でしょうし・・。

翻訳会社勤務時代にUIの翻訳手配をした時も、一度に5項目出したら1回分のミニマムチャージ、さらに1項目後から追加で手配したら、それに対しても別途ミニマムチャージ・・を支払っていました。
まとめて全部で何文字だからいくら・・という計算ではなかったので、手配する側もかなり気を使っていましたし、お客様にもその旨伝えていました。

そういうわけで、ミニマムチャージの存在は当然のものだったのですが、そうでもなかったのかと急に気になってしまいました。

でも・・
ブログの記事など、短いコンテンツもたくさんあるので、いちいちそんな支払い方はしないものなのでしょうか? 技術翻訳だけ?英訳、多言語訳だけ?

気になります。
断固として請求すべきだと思いますし、請求できないなら受けたくないです。


チェックにもミニマムチャージがあればいいのに・・と思ったりもします。
現状、文句を言うことなく受けてしまっていますが・・・。

チェックにはそんな支払い方をしているという会社はあるのでしょうかね?