千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

2017年、始動!

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

あけましておめでとうございます! (かなり遅くなってしまいましたが・・)

仕事は4日より始まっています。 相変わらずバタバタな毎日ですが、今年は毎日を丁寧に過ごすように心がけたいと思います。

翻訳についてはいろいろ思うことがあるため、それは改めて別記事に書くことにして、2017年最初の記事は軽めの話をさせていただこうと思います。


年末の大掃除はなかなか思うように進まなかったのですが、書斎の整理だけは終わりました。

本棚の本をかなり処分し、辞書や翻訳関係の書籍をすぐ確認、取り出せる位置に移動しました。(これまでは背伸びしないと届かない吊り戸棚にまとめて入れていたので・・)

書斎は自宅で1番お気に入りの場所。
快適に過ごせるように、アロマディフューザーなども置いています。

そんな書斎の片隅。

注目していただきたいのは、写真上部の4匹のぬいぐるみ。
このキャラクターに見覚えがある方はいらっしゃいますでしょうか?

長野オリンピックのマスコットキャラクターの「スノーレッツ」です。 (左からスッキー、ノッキー、レッキー、ツッキーという、たしかふくろうの子どもだったと思います。)

ぬいぐるみは引っ越しの時にほとんど処分したのですが、これだけはどうしても捨てられず、本棚にしまいこんでいたのですが、邪魔になったのでせっかくなので空きスペースに飾ってみました。

長野オリンピックは1998年のこと。
もう19年も前のことになります。

このぬいぐるみ、何度も捨ててしまおうと思ったのに捨てられなかったのは、長野五輪にちょっとした忘れられない思い出があるからなのでした。

1998年といえば、私は大学3年生。

たしかその前の年に、大学に長野オリンピックのための翻訳・通訳ボランティアの依頼が来ました。私のいた語科でも、教授自ら希望者を募り、もちろん私は両手をあげて(?)参加を表明し、説明会にも参加、ボランティア証まで発行してもらったのですが、結局はボランティアとして現地へ行くことができませんでした。

その理由とは・・?

後期の試験期間とオリンピックの時期がぶつかるため。

そんなの、どうにでもなるだろうと思われるかもしれませんが、なんと、専攻のフランス語の試験では一切考慮しない(=受けられなかったフランス語の試験は再試はせず「不可」とする)と、1番偉い教授が宣言されたからなのでした。

でも、この教授、最初にお話を持ってきてくださった張本人だったのです。

教授のボランティア参加への態度が急変した理由は、いわゆる「大人の事情」というもので、私達には到底納得のいくものではなかったのですが、だからといって留年覚悟で行く!という人もいなくて、泣く泣く諦めたのでした。 (別の語科の人で参加した人はいたはず)

語学を扱う大学として、ありえない対応だったと思うし、なぜ全校をあげて積極的に協力しなかったのか理解に苦しみますが、それはそれとして、自分の対応にも反省すべき点があったと思います。今思えば泣き寝入りせず、学長にでもなんでも掛け合って、なんとしてでもボランティア参加と進級の両方を勝ち取るべきだったと思います。

そういうわけで、権力に屈した若かりし日の思い出でもあります。

夏にツイッターで大学生のボランティアの記事を見ていろいろ思うことがあったりもしていましたが、たとえ役に立たなかったとしても(学生ですしね)、将来に影響を与える何かに巡り会えたかもしれません。(通訳の素晴らしさに感銘を受けて通訳になっていたかも??)


それにしても、子供の落書きをそのままキャラクターにしたような、このちょっとブサイクなかわいいキャラクターたち。 私は個人的にかわいいと思って4匹揃えたのですが、家族や友人からは「無駄遣いだ!」と言われました。

公式グッズだったから、それなりのお値段だったはず、たしか。 1匹3000円だったとしても、合計12000円。
今なら買わないかもしれません・・。

そんないろいろか思いがあって、捨てられないぬいぐるみなのでした。