千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

揺らぐ心とインフルエンザ

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

こんにちは。 またまた久しぶりの更新になってしまいました。

翻訳祭以降、自分を見つめなおす機会がいろいろとありました。
自分がやりたいことは何なのか、そのためには何が必要で、足りないものは何なのか、今おかれた状況の中でそれを実現させるためにはどうしたらよいか・・・etc..

そんな風に思いを巡らせていた12月の初めに、一本の電話が入りました。
前々職、前職で一緒に働いていた方から、「クライアントとのやり取りから原稿作成、翻訳、編集、実作業や外注への依頼も含む、納品までの一連の作業を受けてもらいたい」と。(社員としてではなくて、個人事業主としてです。)

要するに、PM(プロジェクトマネージャー)のお仕事ですね。 私が前職までやっていた、かつては自分の転職だと思っていた仕事です。
昼間はフルタイムの翻訳のお仕事がありますから、お断りしたのですが、思っていた以上に「未練」があったことに、我ながら驚きました。

そもそも、私、前の会社は人員削減の名目で切られているのですけれどね・・。 2年もたってから、そしてある程度交流のある方から電話が来たということは相当人がいなくて困ってのことだろうというのもあるのですが、何よりも大好きだった業務へのお誘いだったので、ぐらりときてしまいまいした。

さらにそれとは別に、チェックの仕事をいただいている方と年末にお会いした時に、「翻訳者よりもチェッカー、チェッカーよりもコーディネーターの方が向いている」と言われてしまいました。
その方は私の翻訳レベルは知らないはずなので、私の性格とチェックの内容を見たりしてのことだと思うのですが、これにも衝撃を受けました。

ちょうど、チェックの仕事は一切受けるのをやめて、翻訳だけに絞って取り組むべきかと悩んでいた時だったからです。

自分がやりたいのは何なのか?
チェックやコーディネータ、PMをやりたいのか?
翻訳をやりたいのか?

やりたいのは、やっぱり翻訳。

翻訳祭の時に、名刺を作った話は以前書いたと思うのですが、この時の肩書として、「社内翻訳者」の他に、「チェッカー」というものも入れてありました。
でも、翻訳祭の後、「チェッカー」を名乗るのはやめようと決めたのでした。
フランス語についても。
だから、この記念すべき名刺は封印するつもりだったのです。

良い翻訳を見て刺激を受けられるかと思って始めたチェックの仕事ですが、良い翻訳に巡り合う率が予想よりもかなり低く、まったく・・といってもいいくらい翻訳の勉強にはなりませんでした。 翻訳の勉強費用を自分でまかなえたという意味では重要な位置づけではありましたが。

今後もしばらくは翻訳の勉強費用+α(ちょっとした理由)のため、今お付き合いのあるところのチェックのみは受ける予定ですが、他にチェックの方で手を広げていくのはやめることにしました。
そして、翻訳以外のところにいちいちぐらついたり、ぶれている場合じゃない、まずは自分のやりたい翻訳に目を向けよう・・・と思っている今日この頃です。

ところが、さあ、始動!と思ったところで、自分自身が体調を崩したり、子供たちが順番でインフルエンザになったり・・と、我が家は大騒ぎです。

そんなふうにバタバタしているうちに、もう1月も後半!
1年が、1か月が、1週間が、1日が、年々短くなったように感じます。