千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

プレゼン資料の翻訳とお礼の話

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

時々、プレゼン用のスライドとスピーチ原稿の翻訳を依頼されることがあります。
海外出張先でのプレゼンに使うものなのですが、私自身、スピーキングはどちらかというと苦手な方でして、スライドはともかく、スピーチ原稿に関しては、自信を持って良い原稿が書けるとは言えない状態でした。

そういうわけで、初めて「プレゼン用の翻訳できる?」と依頼された時には、「任せてください」とにっこり笑いながらも、原稿を受け取る前に大急ぎで英語のプレゼンの基本的について調べたのでした。

最初に読んだのは、以下の2冊の本です。

この本のおかげでスピーチ原稿の翻訳は無事に完成しました。 その後も何人かの方から時々依頼をいただくようになりましたが、毎回出張から帰ってきてプレゼンが問題なく終わったと聞くたびに、ほっとします。
そして、スライドの翻訳を依頼してくださった方が、「(翻訳してくれて)ありがとう。助かったよ。」と、個別にお土産を買ってきてくださるのが、実はちょっと嬉しい。 いや、お土産が・・ではなくて(お土産もだけど)、「ありがとう」と言ってもらえることが何よりも嬉しいです。

普段、黙々と作業をしているためあまり人との交流がなく、しかも私の場合、翻訳に対するフィードバックもほとんどないので、自分の翻訳がきちんとしたものになっているのか、誰かの役に立っているのかどうか知る機会が全くと言っていいほどありません。
だから、こういうときにかけてもらえる何気ない一言が、実はとても嬉しく、これからもまた頑張ろう!という気持ちになれるのです。

先月末に翻訳を終わらせたプレゼン資料を持って出張に行った方が今日声をかけてくれました。
そしてお土産にいただいたGODIVAのチョコ。

とても幸せな気分になりました。