千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

『特許翻訳の基礎と応用』

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

前々回の記事に書きましたが、中山裕木子さんの「外国出願のための特許翻訳英文作成教本」を見て、「自力で特許翻訳を勉強するのは難しい」と思い、昨年秋にサンフレアの「はじめての特許翻訳」を受講しました。
基礎中の基礎を学んだ後に最初に読んだ、2冊目の特許の本がこの本です。

翻訳者としての心構え、良い翻訳をするために必要なものは何か等、特許翻訳に必要なあらゆることについて丁寧に書かれているのがとても参考になりました。
クレームの例文がたくさんあること、しかも、和訳、英訳どちらも学べるように例文が掲載されているのもとてもよかったです。

Amazonのレビューでは、クレームの訳に統一性がないのが残念という意見や批判的な内容もあったのですが、クレームの訳については既存の翻訳を集めたものなのだろうし、いろいろな訳し方を見られるならそれも良いのかなと思いました。
そもそも特許翻訳の参考書は数が少ないように思うので、少しでも有益な情報が得られるならそれで十分です。

英訳についてはひとまず飛ばして和訳部分だけ読んだため読了はしていないのですが、読んだところだけでも何度も読み返してみようと思いました。

10月にサンフレアアカデミーで倉増先生のセミナーが開講されるそうです。
始めは9月末と掲載されていて、ちょうど子供の運動会にあたってしまったためあきらめていたのですが、おととい見てみたら10月に変更になっていたため、早速申し込みをしました。

私のレベルでついていけるのかとやや不安もあるのですが、とにかく得られるものはすべて吸収してきたいと思います。