千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

『英語辞書マイスターへの道』を読みました。

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

先日購入した『英語辞書マイスターへの道』(過去記事はこちら)を、読み終えました。

本の中の言葉を借りて言えば、前回の『辞書からはじめる英語学習』が「辞書を読む」ことについて書いているなら、今回の『英語辞書マイスターへの道』では、「辞書で英語のにおいをかぐ」ことについて書かれてます。
また、前作では紙の辞書がメインの話でしたが、今回は電子媒体がベースになっています。
その他詳細については、帽子屋の高橋先生のブログで紹介されている通りで、とても有益な情報が盛り込まれている本です。

また、別の観点でみても、この本はとても面白かったです。
とにかく、関山先生の「たとえ」が面白いのです。 過去記事でも書きましたが、前作ではこんな感じです。

  • 辞書を引くことは、「音楽で言うなら、音階練習」である
  • 学習英和辞典は「辞書のコンビニ」、一般英和辞典は「辞書のブティック」、両方の機能を持ちあわせた辞書は「辞書の大規模スーパー」
  • 電子辞書は「新幹線」、冊子辞書は「鈍行列車

今回の本にも、いくつものたとえがちりばめられていました。

  • 「Tシャツを着た単語」、「スーツを着た単語」、「燕尾服を着た単語
  • 「新幹線型辞書引き」と「鈍行列車型辞書引き」
  • 「調理された用例」と「生のままの用例」
  • 「ハローページ」と「タウンページ」

これだけ見ても何のことかわからないと思いますが、読んでみれば「ああ、なるほど!」と思うはずです。

翻訳祭のセッション4で関山先生がお話されることになっていますが、是非参加してみようと思いました。