最近なかなかブログが書けず、書きかけの記事を放置してしまうことが増えてきています。
「今年の漢字」についても、放置しているうちに今年の漢字が発表されてしまってさらに数日が経ってしまいました。
どんな漢字が選ばれるかを予測をする記事を書いていたのに💦
今更な感じもするのですが、せっかくなので内容を変更して投稿することにしました。
今年の漢字
年末に清水寺で発表される「今年の世相を表す漢字一文字」を毎年楽しみにしています。
これを見ると、いよいよ今年も残りあと少し、と気分が盛り上がり始めます。
今年は「密」に決まったそうですね。
個人的には・・・、少し微妙です。
コロナ関係の言葉になるだろうとは思っていましたが(「禍」とか「染」とか)、お先真っ暗な漢字よりも、ポジティブな漢字が選ばれることを期待していました。
さて、「密」が選ばれたのは微妙と書いた理由ですが、「密」って本当に今年の世相を表しているかな?!と疑問に思ったからです。
「密」だった1年なら「密」でもよかったのですが、その逆で、「密を避ける1年」だったのに。「密」は、「世相を表す」というよりも、「一番よく使われたことば(=流行語?)」なのではないかと思ってしまいました。
(そう思っていたところ、ある翻訳者さんが『「密」が今年の一字なのには違和感がある』といった記事を書いているのをみつけて、おもわずニヤリとしてしまいました。)
ついでにいうと、毎年選ばれるユーキャンの流行語大賞も個人的には微妙なのですよね。
今年の流行語大賞は「3密」だったそうですが、トップ10を見てみると「流行語」というよりも「流行ったモノや人」な気が。
そして、毎年「初めて聞いた」という語があったりします。(単に流行に乗り遅れているだけかもしれませんが。)
ちなみに、流行語大賞の年間大賞トップ10入りしたものは下記のものだそうです。やはり、流行ったモノ?
<年間大賞トップ10>
- 愛の不時着
- あつ森(あつまれ どうぶつの森)
- アベノマスク
- アマビエ
- オンライン◯◯
- 鬼滅の刃
- GoToキャンペーン
- 3密
- ソロキャンプ
- フワちゃん
「微妙」といいつつも、「今年の漢字」も「流行語大賞」も、毎年楽しみにしています。
我が家の「今年の漢字」
娘(中3)と息子(小6)に、「今年の漢字」を選んでもらいました。
娘が選んだ漢字は、「耐」。
コロナにより休校が続いて学校にも行かれない、友達とも会えない、家にこもっている時間が多かった。学校のイベントはことごとく中止になり、夏以降は受験勉強で本やテレビを見る時間も減り、受験が終わってコロナが収束するまではじっと耐えるしかない・・ということでこの字を選んだようです。
息子が選んだ漢字は、「暇」。(笑)
小学校生活最後の一年はおもいっきり友達と遊びたかったのに、自粛生活で思うように遊べない日々が続き、夏以降はお姉ちゃんの受験勉強のため家族で遊びに行ったりできないし、なんだかとても暇・・・とのことでした。なるほどね。
そして、夫は「忙」を、私は、「植」を選びました。
ほかにもある「今年の単語」
毎年発表される、各辞書が選ぶ「Word of Year」もとても楽しみにしています。
こちらについても今年はコロナ一色でした。
Merriam-Webster、Dictionary.comが選んだ今年の単語は「pandemic」だったそうです。
Collinsは「lockdown」とし、Oxford Dictionariesは「今年の言葉は一つに絞れない」としたそうです。
「密」にしても、我が家の漢字にしても、Word of Yearにしても、コロナを連想させるものになってしまいましたね。
マイナスの中でもプラスに目を向けた、希望を感じられるような漢字を期待していたのですが(2011年の震災の時の「絆」のように)、難しかったみたいですね。
それだけコロナがものすごい影響・・というか衝撃を与えたということなのでしょう。
来年は明るいことばが選ばれる年になってほしいなと心から思います。