DHC日英メディカルコースの修了証と成績表が届きました。
この講座は学習時間の目安が「1日60分×週5回×6ヵ月」ということなのですが、この時間を確保するのは予想以上に難しかったです。結局めいっぱい延長して期限ぎりぎりでの完走となりました。
一時は間に合わないのではないかと思いましたが、無事完走できて本当に嬉しいです。
最後の課題は予想していたよりも点が取れなかったのですが、添削の赤字は納得の内容でした。しっかり押さえて今後に生かしていきたいと思います。
総合成績は93%ちょっと。
95%以上だとDHCの翻訳部門への推薦やCUE就業サポート(現在受付停止中)が受けられるとのことですが、そこまでは到達できず。
91%以上は、DHCと業務提携している医薬品製造・販売の関連会社、シミックホールディングス株式会社への推薦が受けられるとのこと。
が!
修了証&成績表の封筒の中には案内が入っていませんでした。
問い合わせてみたところやはり対象だったらしく後からメールで登録URLを送ってもらえたのですが、忘れられてしまって少し複雑な気分でした。
こちらも実質受付停止中ということなのでしょうか(入れ忘れただけなのか?)。
勤務地条件的に家から毎日通えるところではないため応募自体も迷うところではあるのですが、今はコロナ禍でこんな状況なので在宅募集もあったりするかもしれないですし、せっかくなので登録はしてみようかと思っています。
この講座の良かった点
- テキストがわかりやすい
「DHCの日英メディカルコースはレベルが高い」、「テキストの内容が素晴らしい」という話は聞いていたが、確かにその通りでした。
→ 何から手を付けたらよいのかわからない人にも最低限必要な知識を系統立てて学習できるような構成になっている。
→ 文系の人にもわかりやすいように丁寧に説明がされている。
→ いろいろな文書が扱われているため、今後もテンプレートとして活用できそう。 - ネイティブの添削が受けられる。質問ができる。
→ 自分の翻訳に赤字を入れてもらえる機会はなかなかないし、メディカル分野のネイティブが読んでも違和感のない文章が書けているかどうかを確認できたのはとてもよかった。添削をうけられるだけでも、この講座を受ける価値はあると思う。 - データの提出がオンラインでできた。戻りも早かった。
残念だった点
- DHCとしてはもうほぼ終了した講座として扱われている感じがした。(昨年のサイトリニューアルで、通信講座のサイトがなくなり、オンライン販売サイトで書籍として扱われるようになった。)
→ 受講時に問い合わせして「質問カードの追加購入可能」と回答をもらっていたにもかかわらず、いつのまにか「追加質問の受付は終了」となっていて、追加質問ができなかった。
英日メディカル講座をとっていたときもそうだけど、半年の延長コースの後に隠し延長コース(3ヶ月)があり、延長可能だと事前に確認してあったにもかかわらず、延長依頼の連絡をしたら、すでに延長制度がなくなっていたということがあった。最終的には期限内に提出できたからよかったけれど、何か講座の内容やシステムに変更があったときには受講生にきちんと連絡するべきだと思う。こちらから問い合わせしない限り連絡をとるシステムがないので難しかったのでしょうし、規定通りに終わらせればよいだけのことなのかもしれないけれど・・。 - 提出がオンラインだったのはとてもよかったが、添削と模範解答の戻りがメールのテキストだったのが少し残念。Wordの修正履歴でやりとりしてほしかったが、そこまで要求するのは贅沢というものか?
- テキスト内の参照資料やその他の知識は、情報としては古くなっていて使えないもあり、自分で最新情報を確認する必要がある。(講座が創設されてからだいぶたっているのでこれは仕方がないことなのかも)
テキストの内容が定着したとは言えない状態なので、英日メディカルコースも含め、もう一度丁寧におさらいしておきたいと思います。
また当然のことながら、この講座を受講しただけでメディカル翻訳すべてに対応できるようになるわけではないので、今後も自己研磨を続けていきます。
でも間違いなく、この講座を取ったことで、最低限学ばなくてはいけないこと、自分の苦手なこと、得意なこと、今後力を入れたいことを把握することができたし、目指すものもはっきりと見えてきました。
翻訳を始めた2014年からいくつも通信講座を受講してきましたが、DHC日英メディカルコースの修了をもって通信講座での学習はひとまず終了としたいと思います。