千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

近況、今読んでいる本(雑記)

ご無沙汰しておりました。

早いもので、今日から6月です。
神奈川は今日も晴天、扇風機を回さないと、狭い部屋で仕事をするにはかなり暑いです。

このブログですが、年が明けてから1度だけ更新して以来、すっかり放置状態になっていました。

あいかわらずバタバタな毎日ですが、元気です。
翻訳も、もちろん続けていますよ。

昨年の半ばごろに同僚が退職して以来、数年ぶりに翻訳スタッフは私1人だけになってしまいました。人の補充は特になく、1年経った今も1人だけです。
人は減ってもお仕事の量は変わらないため、この1年は手を止める時間がないくらいものすごく忙しかったです。

翻訳の仲間がすぐそばにいるのはとても心強いのですが、1人なら自分で考えないといけないことでも気軽に意見を求めてしまったり、相互チェックで拾ってもらえるからと気が緩んでくだらないミスをしたりと、デメリットもありました。
とてもいい人で大好きでしたが、お互いいろいろ思うこともあったはずで、微妙な空気が流れることもありました。翻訳やっている人はそれなりに自己主張をしますし、いつも意見が合うわけではありませんからね。(それでもそれなりにうまくやっていけていたのではないかと思っていますが。)

もちろん、デメリット以上にメリットが本当に大きかったのですが、それを懐かしむ間もないほどの作業量でした、ありがたいことに。

大体はほぼいつもの機器の技術文書の英訳なのですが、時々論文など、時々混じるおいしいお仕事もあり・・・。なかなかメリハリのある1年でした。

幸いなことに週3日在宅という状態が続いており、生活が変わった子供たちや、体調を崩した家族のフォローができて、それもとても良かったです。
コロナの感染者数も減ってきたのでそろそろ在宅も終わりになるのではないかと思っています。在宅で困ることは一切ないので、このままずっと在宅でもいいし、なんなら外注として雇ってくれないかなと思うくらいなのですが、会社の方針でなかなかそうはいかないようです。
在宅生活にすっかり慣れてしまったので、毎日出社となればそれに慣れるのに苦労しそうです。

そうそう、このところ、出社してもほぼ誰とも話すことはなく黙々と作業をしているので、突然声を掛けられるととっさに反応できず、あとから「こんなふうにいえばよかったかも」なんて思うようなことが、最近起きるようになってきました。

コミュニケーション能力が落ちている気がする・・。

もともとコミュ力は低い方ではないのですが、コロナ禍で会う人が限られてきたせいもありそうです。
先日友人と数年ぶりに飲みに行ったときにも激しくそれを感じました。
この2年、会っても短い時間だけ、ラインなどを介したコミュニケーションがメインになっていた・・ということもあるのか・・・。

コミュニケーションも、とらなくなるとぎこちなさが出てくるのかもしれませんね。定期的に自分の考えを口から伝えることをしておかないと、話せなくなりそう。

家族とはもちろん話しているのですけれどね、日々のお決まりのことや、くだらないこと・・自分の意見ももちろん言いますが、家族はまた別かもしれません。



そうそう、この1年、社内で機械翻訳に振り回されることが大分少なくなりました。
私が嫌がっているのがわかるから避けているのか、修正で真っ赤になって戻るのが面倒だからなのか、ともかく状況に応じて使い分けないといけないことが大分周知されてきたようで、「お客さんや外に出すものには使ってはいけないもの」という認識を持つ人が増えてきたようです。
社内メールや自分がざっくり内容を把握したいときにだけ使って、技術文書には使わない、そういうのは翻訳の人(私)にお願いしないと・・という流れができてきて、ちょっと嬉しく思っています。

ただ、それでも相変わらず「Googleにやらせてみたからチェックしてください」と、とんでもない訳のチェックを頼まれたりもするのですが、そういう場合には、状況次第ですが、その程度でいい翻訳なのであれば、それなりの赤字しか入れないようにしています。

私も人や状況で完全に対応をわけてうまくやっていけるようになってきたし、依頼する側も細かい指示を出さなくても日程管理も含め必要な情報は私から質問がくるので、「とりあえず和文を投げれば完成した英文が帰ってくる」、という状況ができあがっているので、お互いすごく楽なのですよね。
そして、もう、面と向かって話さなくても、あまりこまることはないんですよね・・だからもうずっと在宅でいいのですが・・となるわけですが、この居心地の良い状態って、のほほんとしていると、ある意味ちょっと危険でもあります。

機械翻訳の状況にしても、社内のトレンドが世の中のトレンドではないので、ひきつづきアンテナを張って情報収集をする必要はありますし、仕事の流れに対しても、「翻訳の人がいなくなったら困る」という状況が作れたのはよかったし、上司によれば私が突然辞めたら本当に困るそうですが、私は派遣ですからね、会社の方針でいつ切られてもおかしくないわけです。

やりたい翻訳もあり、環境を変えないといけない・・と、ずっと言っていますが、でも一番大事なのは、今の家庭環境を維持しつつ、翻訳を続けること。
環境を変えることよりも、今は家庭環境の維持の方が優先度が高いのですが、ジャンルは妥協したとしても翻訳を続けることは必須です。

最初の頃のように伸びも新しい試みも緩やかにはなってきていますが、それでも惰性で翻訳を続けないでいられるくらいの環境でいられるので、結局今のところに長く居座っているというわけです。

思い付くままにつらつら書いてしまいましたが、ひとまずこんな感じです。
(ほぼノーチェックでアップします。あとで読み返してビックリな状態だったらどうしよう(笑))



おとといからこの本を読み始めました。


この本は、先日受講した宮脇孝雄さんの『実践翻訳ゼミナール』発刊記念の 無料セミナーで紹介された本です。

洋書リーディング、続けています。
去年の1月からはじめたみんチャレの洋書チャレンジ。
楽しく続いています。

メンバーに恵まれたらしく、今のメンバーは入れ替えなく長期間続いていますね。
情報交換もできていて、おかげで読みたい本がどんどん増えています。

隙間時間を使った読書なので、進みはゆっくりですが。
和書と同様、ノンフィクションよりもフィクションの方が好きなようです。

次は、今更ではありますが、先日受講した宮脇孝雄さんのセミナーについて書いてみたいと思います。

 

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ
最後までお読みいただきありがとうございます。