千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

2022年度「翻訳・通訳業界の実態調査アンケート」に回答しました。(要望あり)

2022年度「翻訳・通訳業界の実態調査アンケート」に回答しました。

www.jtf.jp

期間が延長されました

当初は1/13(金)までの期限でしたが、1/27(金)までに延長になりました。

この延長はかなりありがたかったです。
・・というのも、案内メールを見て「回答しなくちゃ」と思ったものの、すっかり忘れていたからです。
延長のお知らせが来て初めてそのことに気づき、慌てて回答したのでした。
延長されなかったら、今年度の白書を入手できなくなるところでした💦

翻訳通訳白書

このアンケートに回答してメールアドレスを入力すると、アンケートの集計結果「2022年度翻訳通訳白書」のPDFデータを無料でもらえます。

JTFのサイトによると、今まではこんな感じでアンケートがおこなわれたそうです。

第1回目:2004年
第2回目:2005年
第3回目:2008年
第4回目:2013年
第5回目:2017年
第6回目:2020年
第7回目:2021年

私が翻訳を始めたのは2014年からなので、2017年(第5回)、2020年(第6回)、そして今回の2021年(第7回)、と、3回目の回答になります。

6回目以降は毎年調査が行われているのは、やはりそれだけ業界の動きが早く、変化が激しいからなのでしょうね。毎年何かしら、影響のありそうな何かがありますものね。

個人や翻訳会社が回答している分野ごとの状況、単価などがわかるので、自分の立ち位置を確認することができます。
また、翻訳・通訳業界全体の動きもわかるので、とても役立つ資料だと思います。

私は今は社内翻訳者なので、メインの翻訳は「単価」ではなく「時給」で作業して、レートはあまり意識せずに仕事をしているのですが、フリーランスとして個人で働くなら、レートは無視できません。

副業の方で去年、「レートを提示してください」と言われたことが何度かあったのですが、提示した額が妥当かどうか迷ったこともありましたし、うまい具合に提示できず、不本意な結果になるという、残念な経験もしています。

本業以外の分野の場合であっても、「副業だし」とか、「まだそこまで経験がないので」・・という弱気はそろそろやめたいので、今年はしっかり考えていこうと思います。

追加を希望する項目

去年、「ポストエディット」の項目が追加になり、今年も引き続き質問項目がありました。
これはこれでとても重要な項目だと思うのですが、通常の「翻訳チェック」についても調査があればいいのになと思いました。
チェックは通訳には全然関係ないし、翻訳とは別物・・と考えるるのであれば、一緒に調査する内容ではないのかもしれませんが。

  • 翻訳チェックの案件を受けているか?
  • 翻訳者か?(経験年数)または、学習者か?
  • チェックの方向?(日英翻訳者なら日英チェック、英日翻訳者なら、英日翻訳か・・という意味)
  • チェックの単価(時給?文字数?)
  • 翻訳者がチェックを受ける場合、翻訳者じゃないチェッカーよりも単価は高く設定してるか?同じか?(翻訳会社への質問)
  • ミニマムチャージがあるか?
    (翻訳にも設けるならチェックにも設けてほしいと常々思っているが、かつて勤務していた翻訳会社にもチェックは対象外だったし、今仕事をもらっている会社でも、話が出たことはない)
  • 通常の翻訳案件を受けている方の場合、ポストエディットの案件でも受けているか?
  • ポストエディットの単価と通常の翻訳チェックの単価との間に、どのくらい差があるのか。

すぐ思いつくのはこのくらいですが、こんな情報、いりませんかね?

でも、チェッカーの情報って、欲しくないですか?
私はかなりほしいです。

副業でチェックをやっていますが、正直なところ、翻訳の単価から考えると安いなあとは思っています(翻訳の単価も安いのかも?)。自分なりに納得のいく理由があるので続けてはいますし、そもそもチェックの単価自体あまり高くないものだと思っているのですが。

過去に翻訳会社にいた時には、コスト管理は時間でしか見ていなかったので、翻訳者やチェッカーに払うお金は全く把握していませんでした。(きちんと見ておけばよかった・・)

元社員で時給でチェックを受けている人がいて、普通に受けている人より時給が少し高かったのは覚えています。
私は文字ベースで受けていますが、時給に換算してもその元社員の人程度のレベルは今のところキープできていますが、それをよしとするか、低いと思うかは・・・?

また、ポストエディットの単価と通常のチェックの単価の差がどのくらいあるのかも気になるところです。

チェックについてはいろいろ思うことがたくさんあるのですが、チェッカーさんの話はあまり表に出てこないので、ぜひ実態調査をしていただけたらいいなと思いました。

チェックやチェッカーはいろいろ言われがちですが、工程としてはとても大事なものだと思うので、チェッカーが大事にされるようであってほしいと、個人的には思っています。

いろいろ書いていたら、長くなってしまいました。
それでは、おやすみなさい!