千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

【読了】The Ride of a Lifetime

週2回更新!・・なんて言っておきながら、いきなり一週間空いてしまいました。

『一月往ぬる二月逃げる三月去る』とはよく言ったもので、年が明けてから4月までは、時間が経つのが本当にあっという間です💦

昨年10月末に読み始めたDisney 元&現CEOのロバート・アイガーさんのThe Ride of a Lifetimeをようやく読み終えました。


私はもともとビジネス書は日本語でも読むことが少ないのですが、それは、「なかなか共感を持てないから」という理由が一番大きいです。
「共感を持てる著者に出会えてないから」かもしれませんが、そもそも「ビジネス自体にあまり興味がない」ということもあるのだと思います。

小説と比べると、読むスピードが遅いこと遅いこと・・。
結局1冊読み終えるまでに3ヶ月もかかってしまいました。

時間がかかってしまったものの、この本はとても面白かったです。
どのエピソードにもアイガーさんの誠実さが感じられたのも、安心して読んでいられた理由の一つです。
アイガーさんの仕事や上司、物事に対する見方や姿勢には、いろいろと考えさせられるものがありました。

次々と続く、ピクサー(スティーブ・ジョブスとのエピソードにはホロリとさせられました)、マーベルやルーカスフィルム、20世紀フォックスの買収劇にはハラハラドキドキの連続でした。

私はちょうど「アラジン」とか「ターザン」くらいまで、毎年必ずディズニー映画を見に行っていました(就職した1999年まで)。それ以降はすっかり見なくなってしまったのですが、あのままずっとディズニー映画を見続けていたら、買収による影響などがリアルタイムに感じられたりしたのかもしれません。そう考えると、ちょっともったいないことをしたなと、今更ながらに思ったりもします。

ビジネスや経済に疎いこともあり、買収の交渉や金額の話になるとあまり理解できずにに流して読んでしまった感じがありますので、やはり今度翻訳本を横に並べてもう一度読んでみたいと思います。

アイガーさんが映画畑の人なので映像業界の切り口での話が主でしたが、ディズニーランドなどのアトラクションとかエンターテイメントの切り口でディズニーの話をもっと読んでみたいなと思いました。

さて、しばらくは、ノンフィクションと、フィクションを交互に読んでいきます。

次に読もうと思っているのは、この本です。
Twitterで面白かった!と言っている方のツイートをみて購入した本です。

プロローグが不穏な感じだったので、ちょっとドキドキしながら読むことになりそうです。