冬ソナが流行った時くらいから母が韓国ドラマのファンで、我が家では今でも1日中韓国語のTVがかかっています。
その反動(?)もあって私は「韓国ドラマは絶対見ない」と心に決めていたのですが、去年話題になった「愛の不時着」をつい見てしまい、それ以来すっかり韓国ドラマのファンになってしまいました。
何がよかったって、俳優さんたちの素晴らしい演技力に加え、「ここでこんなこと言われちゃったらイチコロ」というタイミングで出てくる数々の殺し文句、そして、タイミングよく気持ちを盛り上げてくれる胸に響く音楽・・。
ちょっとあり得ないような設定があっても、「まあ、きっとありなのかも」と妙に納得して見ることができてしまうという・・
NetFlixで見ることができる韓国ドラマはどれも面白いものばかりですが、先週見たドラマが本当に素晴らしかったので、声を大にしてお薦めしたいと思います。
それは、「キルミー・ヒールミー」です。
私が説明するよりもこの紹介動画を見たほうが早いのでそちらにおまかせすることにします。
一見、単なる恋愛ドラマと思うかもしれませんが、虐待や多重人格を扱った、わりと重いテーマを扱った作品です。
このドラマの何がすごいかというと、主演のチソンの演技力。
多重人格者である主人公は、主人格を含め7つの人格を持っています。
その7つの人格には女の子や小さい子供も含まれるのですが、ちょっとした表情やしぐさで、チソンはその7つの人格を見事に訳し分けています。
メイクや小道具、その他効果のおかげも多少はあるかもしれませんが、たとえそれがなかったとしても人格の切り替わりも含め、各人格の特徴をかなりキッチリ演じています。
なぜ多重人格になったのかということや、各人格が生まれた経緯、そして最後に人格統合するまでがとてもよくまとまっていて、ストーリーとしても素晴らしいものでした。
重いテーマが扱われていますが、笑わせるシーンではしっかり笑わせてくれるし、もちろん恋愛要素もしっかり盛り込まれています。
そして、音楽も素晴らしいです。
胸が痛くなるようなすてきな前奏で始まり、途中、ラップも入るという・・意味は全く分かりませんが、ストーリーととても良く合っていました。
チソンは演技力も素晴らしいですが、ルックス的に、私が好きなタイプでして(笑)
『キルミー・ヒールミー』の前に『医師ヨハン』、『被告人』も見ましたが、もう、カッコ良さにメロメロです。
まだ観たことがない方は、ぜひ見てみてください。
このドラマを観て、ダニエル・キイスの『24人のビリー・ミリガン』のことを思い出しました。
私がこの本を読んだのは高校生の時だったのですが、かなりの衝撃を受けたのを覚えています。
この本をもう一度読んでみたくなり、原書を購入しました。
近いうちに読んでみようと思います。
ドラマはパッチワークのお供に見ることが多いのですが、ずっと韓国語を聞いているのに全然わからない、というのがもったいないと思うようになってきました。
色々と理由があり、これまで韓国語に興味が持てなかったのですが、この歳になってようやく学びたいと思えるようになりました。せっかくたくさんドラマを観るなら、聞いて理解できた方が絶対楽しいはず!
そう思って去年の9月からラジオのハングル語講座を始めてみたのですが、あまりの進みの速さに挫折。だって、文字を覚える間もなく、どんどん進んでいくんですもの。
1ヶ月頑張りましたが、いったん中断することにしました。
初めて語学で置いていかれる恐ろしさを味わいました・・・💦
韓国語のことはしばらく忘れていたのですが、『キルミー・ヒールミー』を見て韓国語への興味が再燃。
ちょうどタイミングよく4月になるのでラジオ講座のテキストをチェックしたところ、今回は1ヶ月かけて文字を学んでいくようだったので、早速テキストを買ってみました。
今日が2日目でしたが、文字の形も発音もしっかり説明してくれるので、これならやっていけそう・・な気がします。
韓国旅行に行ったときに、お店でほしいものが買えるくらいに、ドラマを聞いて、言っていることがなんとなくわかる程度でいいので緩く続けて行きたいなと思います。
そういえば、去年韓国ドラマをみるようになってから、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を見てはキンパを作り、
ユッケジャンを作ったり、
韓国料理も作ったりと楽しんでいます。
これまで韓国の文化にもあまり興味がなくほとんど何も知らなかったのですが、ドラマのあちこちに出てくるちょっとしたものがとても面白かったりします。
刑務所から出所した人がお豆腐をかじる習慣があるとか・・。
豆腐のように白い心に生まれ変わって人生をやり直せるよう願いを込めてだとか、刑務所で栄養失調になる人が多かったからまずはタンパク質の多いお豆腐を食べさせる、とか、諸説ありますが、こういうのを見るのも面白いですね、今さらですが・・💦
そういえば、最初に入社した翻訳会社にタイ人のチェッカーさんがいたのですが、日本語がとても上手でした。その方はどうやって日本語を覚えたのかというと、日本語のドラマとアニメを見て覚えたそうです。とにかく数をみたとか。
韓国語ドラマを観ているだけで韓国語がわかるようになるとは思えませんが、よく聞く音は増えてきました。私も韓国語もそのタイ人の方のように、「韓国語ドラマをたくさん見て覚えたのよ」と言えるようになりたいものです。