千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

『読解のための上級英文法』を読んでいます。

この『読解のための上級英文法』は年末に発売になった文法書なのですが、思っていたよりもためになる文法書でした。
じっくりと読み進めていて、ようやく3分の2まで読み終えたところです。

年末にたまたまAmazonで見つけ、説明に書かれていたフレーズ(以下太字)に惹かれて購入した文法書です。

一般の学習参考書では盲点となりがちな英文法・語法168項目を、大学入試の実例で解説しました。(中略)既存の辞書・文法書ではどうも足りない気がしてモヤモヤするという方におすすめです。

研究社のサイトに詳細な目次が掲載されているのですが、各章の項目を見ると、気になる項目が多く、読んでみたいという気になりませんか?

届いた本を見た時には、文法書の割には厚みが薄くて驚いたのですが、読んでみるとなかなか読み応えがあり、見た目以上に濃い内容となっています。

文法事項のおさらいとしてもとても役立つ内容なのですが、解説がわかりやすく、確かに盲点というか、他の文法書には記載がない内容もありそうです。

自分が普段英文を書くにあたり、自信をもって使えない文法項目や表現などは、「ウォッチ案件」として自分が納得のいく説明や文章が見つかるまで文法書や実際の英文からヒントになるものを探し続けるのですが、そのうちのいくつかが、今回この本の説明により解決したのでした。

その詳細はまた日を改めて書いてみたいと思いますが、この文法書はなかなかよい英文参考書だと思いましたので、ひとまず紹介させていただきました。

受験生向けの参考書の増補改訂版ということもあってか、和訳が少し直訳というか、英文和訳調なのですが、英文法を理解する上ではそこはさほど気にならず。