千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

チェッカーとしての仕事

*旧ブログ(アメブロ)からの転載・修正記事です。

翻訳するのが面白く感じられるようになったのは、今の会社で仕事を始めてから半年くらい経った頃のことです。

翻訳の勉強を始めるにあたり、まず何から始めたらよいのかわからず、とにかく手あたり次第に情報収集を始めました。 Ameliaに入会したのもその頃です。

私はこれまで、チェックの仕事を多くやってきましたが、

  • チェック対象のほとんどが取説だったこと
  • 英語→多言語の翻訳チェックがメインだったこと
  • これまで翻訳を自分でやろうと考えたことがなかったこと

この3つの理由により、翻訳者を志す人にしては、これまで読んだ英文の量がかなり少ないと思います。
まずは英文をたくさん読まなくてはいけない、さて、これからどんな英語を読んで行こうか?と考え始めた頃に、ちょっとしたご縁で、3つのトライアルを受けさせてもらうことになりました。

  • 日→英の翻訳チェック
  • 英→日の翻訳チェック
  • DTP(Word/Excel/PowerPointの編集)

日本語・英語間でのチェックはこれまでほとんどやったことがなかったため若干の不安もあったのですが、チェック力には割と自信がありました。
DTPについても、昔Adobe製品を使ったDTPをたくさん経験したのがよかったのか、おかげで特に問題なくパスしました。

有難いことに、私が昼間は本業の仕事があることを承知の上で、夜だけの時間でできる仕事をやらせてもらえることになったのです。

いろんな翻訳者の翻訳を読むことができて勉強になる上に、お金も貰えるというのが何よりも嬉しい。 辞書を買ったり、通信講座のための費用にあてられます。

そんなわけで、昼は会社で翻訳の仕事を、夜は自宅でチェックの仕事を・・という、いわゆる二足のわらじ生活を始めることになりました。

そんな生活も9カ月目に突入。
思ったよりもチェックの仕事に時間がとられてしまい、フェローアカデミーの課題を進める時間を捻出するのに苦労することもありますが、それでもいろいろ勉強になっています。

チェックの仕事を通じて考えたこと、驚いたことについても、また改めて書いてみたいと思います。