昨日、「Make sure to~」という表現は「Make sure (that)~」と「Be sure to~」を混同して使ってしまったもの、つまりは「誤用」ではないか、という記事を書きました。
この記事に対してTwitterやブログへコメントをいただきましたので、簡単に報告させていただきます。
Make sure to~を使うかどうかについて
2名の英訳翻訳者からコメントをいただいたのですが、お2人とも「Make sure to~は違和感があるので使わないとのことでした。
そして前回の記事に、「誤用という認識は正しい、Make sure to~という表現を受け入れはしても、自分では書かないというスタイルでよいのでは・・」というご意見をいただきました。
3名の方々、Twitterでいいね!を教えてくださった方、ブログをお読みいただいた方、スターをくださった方、どうもありがとうございました。
これまでBe sure to~を使い続けつつも最近少し揺らぎ始めていたところでしたが、今回のようなコメントをいただけたので、今後も自信を持ってBe sure to ~を使い続けようと思います。ただし、Make sure to~という表現があることは頭に置いた上で・・。
普段の仕事で英訳をする際に表現などで迷った場合、辞書や文法書などいろいろ調べた上でその場では何かしらの結論を出して訳文に反映させますが、その後必ず自分の「ウォッチ案件」として、普段読む英文でどういう使われ方をしているのか、自分の使い方は正しいのか、それとも違う表現があるのかなど、例文になるものを探すようにしています。
また副業でやっている英訳チェックでも、ウォッチ案件の解決策が見つかったりすることもあります。
そういう意味で、英訳チェックのお仕事は、私にとっては他の翻訳者の翻訳を参考にして疑問点を解決できるよい機会でもあります。実は翻訳チェックをやめられないのは、チェック作業自体好きだからというのもありますが、このウォッチ案件解消のためでもあったりします。
翻訳者志望の人が勉強のために翻訳チェックをすることに対して否定的な意見も多くみられますが、やりようによっては勉強になることは多いと思うので個人的にはおススメです。
ただし、チェッカー自身の意識とレベル次第、あとはチェック対象になる英文の質次第ではありますが。
このMake sure to~も私のウォッチ案件の1つだったのですが、自分が英訳、またはチェックをするような分野の文書では見つけたことがなくて、他サイトやカジュアルな場合で最近よく見るなあという感じでいました。
だからこそ、たくさん見つけるまではBe sure to~を使い続けようと思っていたところでした。
このウォッチ案件リスト、意外といろいろあって面白いです。これだ!と思うものが見つかった時にはたまらなくうれしくなるのですが、欠点が2つあります。
- 自分が関わる文からしか判断ができない
- 読める量に限りがあるため、またはちょうどよい例文が必ず見つかるとは限らないため、求めるものを見つけるまでに時間がかかりすぎる
ちょっと悩ましいところなのですが、これはこれで自分としては意味がある作業だと思っているのでこれからも続けていくつもりです。
ただ、もっと効率の良い、信頼できる方法があればいいのに・・とは思っていました。
そして、ようやく本題その2なのですが、
今回コメントをくださった2人の翻訳者が、とても便利なツールを教えてくださったのでそのツールについて紹介させていただきたい思います。
・・と思ったのですが時間がなくなってしまったので、その便利なツールについては次回の記事で書きたいと思います。