千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

WildLightの初級オンラインセミナーに参加しました。

少し前に「WildLightを改めて使ってみた」ということと、そして、「MildLiteがすごい!」ということについて書きました。

senri-miraido.hatenablog.com

WildLightについては過去に初級セミナーが開催されていたものの、ここしばらくは開催されていなかったため、次の開催を首を長くして待っていました。

そして、とうとう初級セミナーがオンラインで開催されることに!
本当に嬉しくて、待ってましたとばかりに申し込みました。

WildLightは以前一度使ってみたことがあったし、年末にダウンロードして一通りは触ってあったのですが、とにかく一から学ぶつもりで、しっかりと初級セミナーから参加させていただくことにしました。

オンラインだけど、まさに手取り足取り

これまでのセミナーではPC持ち込みで少人数での開催だったようですが、今回は初のオンラインセミナーでした。
40人以上の方が参加されたようです。

オンラインですから実際にはすぐそばにTerryさんがいらっしゃるわけではなかったのですが、画面上で間近にお顔を拝見できたし、質問はいつでもチャットから送ることができたし、何よりも、自分が仕事で使用する、慣れたPCで参加することができたのはとても良かったと思います。

私は先週PCを新しくしたばかりだったので、自分用のカスタマイズをすませ、WildLightもばっちりダウンロード&インストールしてありました。
前のPCではWordが少し遅かったのですが、新しいPCではサクサク動いて快適でした。

セミナーは本当に基本的なところから始まりました。

  • ツール作成の背景・コンセプト
  • インストールの手順説明
  • 基本機能3つをデモを交えながら紹介
  • 辞書の作り方
  • ツールのメニューを大まかに確認
  • 翻訳チェックへの応用
  • 質疑応答

・・・という流れで、まさに手取り足取りで、大満足のセミナーでした。

オンラインだからといって、困ったことは一つもありませんでした。

全然わかっていなかった基本機能

これまではWildLightは表組作成しか使ったことがなく、年末からはほんの少しだけレベルアップして、最近既存の辞書を使った数チェックや翻訳量カウントのためのマーカー部(色文字部)抜き出し機能も使っていました。

そんな一部の機能を使っただけでWildLightをだいぶ使えるようになった気になっていたのですが、とんでもなかった、基本機能さえちゃんとわかっていなかったことが、今回よくわかりました💦

Terryさんが「WildLightの基本機能は3つ」とツイートされているのを、わかったような気になってさらりと流していたのですが、ちっともわかっていませんでした。

ちなみに、基本機能3つとはこれ。

  • 蛍光ペン付け

  • 置換+蛍光ペン付け

  • コメント付け

話を聞きながら自分でもやってみて、ビックリ!
わぁぁ、全然わかってなかった💦
コメントもつけられたのか!!!

これ、ほんとに便利ですね。
これまでは単語やフレーズごとに置換&マークを繰り返し、コメント付けは別に、単語やフレーズごとに複数回に渡って追加していました。

辞書さえ作ってしまえば一発だったじゃないか!
今までかけていた時間がとてももったいなく感じました。

他にも、メニューのスペルチェック機能はスペルチェックのリセット機能がついたスペルチェックなこと(これまでいちいち設定画面開いてやってた)、辞書ファイルの保存形式、オートコレクトについてなど、これまで知らなかった使い方があり、やはり初級セミナーを受けてよかったと思いました。

せっかくのツールをうまく使いこなしたい

翻訳に集中していると、内容的なことに多く力を注ぐため、それ以外の細かいところには注意が行き届かないことも多々あります。

もちろん気を付けるようにはしているのですが、「気を付けています」では説得力もなければ実際どうなのかもわからない、何かあったときに「頑張ります」では今後本当に改善されるのかどうかもわからず、単なる「努力」というか精神論になってしまいます。

目を皿のようにして数値などの細かいチェックをするのであれば、機械的にチェックして、拾うべきミスは拾うべき。

わかってはいてもこれまでなかなか取り入れてこられず、普段の仕事では一緒に組んでいる人との相互チェックで済ませていたのですが、そんな他力本願で曖昧なものではいけませんよね。

WildLightのおかげで表組も簡単に作れるし、少し手間がかかるとしても、目視でチェックをするよりは格段に精度も効率も上がるはず。
だとしたら、表組やツールを使う手間など、手間のうちには入りません。

仕事の内容や人によって、納品するまでのチェックのやり方はそれぞれだと思いますが、WildLightでできることをうまく利用して、自分なりのチェックフローを改めて考えてみたいと思います。

2016年の翻訳祭で「誰も教えてくれない翻訳チェック」というTerryさんのセッションがあったのですが(過去記事はこちら)、これが本当に良かったのですが、あらためてその時の資料を見返して、チェックの工程の見直しの参考にしたいと思います。

中級セミナーが2/20(土)に予定されています。
今度は辞書の作成がメインでしょうか。

チケットの発売は2/1とのこと、今からとても楽しみです。

セミナーの日は本当は予定があるのですが、仮病を使ってでも(嘘)、なんとか都合をつけて参加したいと思います。

最後になりますが、Terryさん、どうもありがとうございました。
中級セミナーもとても楽しみにしています。

 

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