千里の道をまだまだ走る~ときどきひとやすみ~

分析機器、医療機器の日英翻訳をしています。翻訳者生活10年目に入りました。翻訳や日々のつぶやき(料理・パッチワーク・読書)など、いろいろ書いていきます。

足りないものは、「瞬発力」と「記憶力」。

前回のブログで、私に足りないものは「英語を話す経験」の他には「瞬発力」と「記憶力」だと書きました。

「瞬発力」ですが、私の場合、目で文字を見ている時と、文字を見ずに耳のみで聞いているときの反応の速度が激しく違います。(耳からの情報に弱い💦)
幸いにも、頭の中で言いたい日本語を英語に置き換えたり・・などといったプロセスを踏むことはなく最初から英文は浮かんでいますし、文法はしっかり頭に入っているはずなのですが、言いたいことがさっと口から出ないというか・・・。思考回路と口がつながるまでに時間が必要といった感じです。
また、例えば三人称単数のsをつけるだとか、現在形と過去形の使い分けとか、書くときには使い分けできるはずのものが、話すと正しく話せない(通じてはいるけど)。
これも話し慣れていない、聞きなれていないということが大きいとは思います。
翻訳は、通訳と違って考える時間があるから・・・と、これまであまり問題視してこなかった点です。

そして次に、「記憶力」。
私は短期記憶がかなり怪しくて、会社の電話応対をしたときにも、メモを取っておかないと電話を切る頃にはすぐ相手の名前を忘れてしまうほどです。
メモをとればいいことだし、翻訳の時には原文を読み直せばいいのでこれもまたそこまでは問題視していませんでした。
かなりうろ覚えなため該当の記事をみつけられなかったのですが、ある翻訳者兼通訳者さんのブログで、
通訳者に必要な記憶保持力の維持のためにディクテーションだか読んだテキストを書き写す練習をしているけれど、自分は聴いたもの(読んだもの?)をノート2ページ分くらいまでは記憶して書き写すことができる
・・というようなことが書かれてて、驚いたことがあります。(相当記憶が怪しいので、実際はもっとかなり違う内容だたったのかもしれませんが💦)
ただ、その記事を読んだときに、もっと記憶保持力を上げれば原文と訳文の間を行ったり来たりする回数が減り、翻訳の時のスピードがもっと上がるのだろうとは思いました。

そう思いつつもこんな感じでここまで来てしまったのですが、今回オンライン英会話を始めたことで「英語を話す経験」、「瞬発力」、「記憶保持力」がないことが、欠点としてまとめて襲い掛かってきたような感じで、かなりの衝撃を受けました。

そんな頃にものすごくいいタイミングでリスノさんのブログで英語に関する書籍『英語が出来ません』を目にし、また、前前回の記事にいただいたコメントの中で『英語のハノン』を紹介していただきました。

両方とも即購入して読み始めたのですが、どちらも今の私にはピッタリな本でした。

『英語が出来ません』の方は少しずつ読んでいるので感想はまだ書けないのですが、『英語のハノン』については、次回書いてみたいと思います。